陣痛呼吸法
呼吸法とイメージの関係について見てみましょう。息を吐くことから始めるのは、悪いものを追い出して新鮮なエネルギーを吸収しやすくするためです。基本呼吸は、胸式呼吸なのです。呼吸をするたびに腹筋を緩める腹式呼吸とは異なって、常に腹筋を緊張させたままで動きをとることができますから、ピラティス・メソッドには最適な呼吸法なのです。特殊な道具を必要とせず費用もかけず、しかも真面目にならずとも取り組めて、初心者でもマスターしやすいのが安田式呼吸法です。
腹式呼吸が上手くできないだけで、姿勢の乱れも起きますし、自律神経の乱れも起こりやすいと言われています。息を吐くときは、ゆっくり長く吐くようにしましょう。慣れてきましたら、息を吐く吸うときは、吸うときの2倍くらいの時間をかけて吐くようにします。これを繰り返して行ってきますと、身体が徐々に熱くなってきます。身体が熱くなってくるのは、血液の循環が良くなっているからです。
浅い呼吸とは、肩や胸だけで行っている呼吸のことです。浅い呼吸は、肺の一部にしか酸素を送ることしかできません。そうなりますと、身体や心に好ましくない影響が現れてきます。呼吸力を高めることにより、全身のあらゆる生命機能を活性化し、代謝を促進し、疲労回復を早め、ストレス解消に効果を発揮するだけでなく、体内毒素の排泄を促し、生活習慣病の予防に有効となっています。血管中の酸素が不足してくるからです。
腹式呼吸は、心と身体を緊張させる交感神経の働きを抑えて、副交感神経を活発にしてくれます。副交感神経は、心と身体をリラックスさせてくれます。ですから、腹式呼吸はリラクゼーションや休養に最適なのです。呼吸法は、古くよりインドや中国の哲学実践法の中で、また古来日本の武道の中で実践された息の調子やリズムを調整する方法です。いずれも息を調整することにより、精神の統一の足がかりを作る際の最大の技法であり、調心法そのものでもある技法です。
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